初☆国立劇場。

そうなんです、昨日は生まれて初めてコチラへGO〜!!
ε=ε=ε=ε=ε=(o  ̄ー ̄)o

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国立劇場で歌舞伎通し狂言『平家女護島(へいけにょごのしま)』を
観てきました :razz:

サクサクッッとあらすじをいうと、

1)平家打倒の計画に参加したけどバレて、島流しの刑となった俊寛。
その妻・東屋は、平清盛に妾になれと迫られるも自害。

2)島流しになって3年。赦免船が到着して戻れるコトになったものの
妻の死を知って失望、さらに島で知り合った仲間の新妻・千鳥が乗船を
拒否られ困惑。
迎えに来た役人をわざと殺して自分がまた島にとどまるよう仕向け、
代わりに千鳥を船に乗せてあげ、去り行く船を涙ながらに見送る。

3)俊寛を島流しにしたやりたい放題の平清盛が、後白河法皇をも
亡き者にしようとするもそれを千鳥が助ける。
頭にきた清盛は千鳥を殺害、しかし、東屋と千鳥の亡霊に苦しめ
られる。

といった感じです(⌒-⌒)

通常歌舞伎の演目としてやるのは2)の部分「鬼界ヶ島の場」なんだけど
今回はその前後の話も追加しての通し狂言。
なんと23年ぶりの上演だそうです。

そんな俊寛と平清盛の2役を演じたのが中村芝翫さん。
橋之助さんと福之助さんも重要なお役で出られていました。

先月の歌舞伎座で中村吉右衛門さん演じる俊寛を観たけど、今回は1)
があったおかげで感情移入が半端なく、本当は自分も乗りたかった船が
どんどん小さくなるのを見送る芝翫さんの熱演にですね…。

大・号・泣 :cry: :cry: :cry:

かなり長丁場の演目で体は疲れまくったけど、観れて良かったですね。

国立劇場はチケットが歌舞伎座の約半分( ̄ー ̄)♪
なので「歌舞伎観てみよっかな :roll: 」という人にはオススメかも。

昨日は2階最前列のほぼ中央での鑑賞 :oops: :oops: :oops:
こんな感じの見え方でした。
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歌舞伎座じゃ考えられないよなぁ、こんな席で観るなんて…(´・ω・`)
ホント、いい時間が過ごせましたよ。

劇場内は売店や食事処も充実してるし、綺麗だし、個人的には
オールオッケー(`・ω・´)v
これからは国立劇場での上演予定もチェックしていきますよ。

ただね…ちょっと胸が痛かったのが…。

2階席がガッラガラだったんだよね〜Σ( ̄ロ ̄lll)( ̄ロ ̄lll)( ̄ロ ̄lll)

1階席はまぁ埋まってはいたけど、でも空席が結構目立ってたかな?
2階なんてマジでもう、2割程度しかお客さんいなかったし。

平日だったから?
でもたとえ平日でも、歌舞伎座であんな光景は見たコトないもんなぁ…。
いやいやいや、本気で驚きました。

歌舞伎座っていつもそれなりに大盛況だけど、他の会場だとあんな風に
寂しい感じになっちゃうのかな(;´・ω・`)

役者さんもね、何度も場内を見渡す場面があったけどあの空席っぷりを
見たら「うっそぉ〜ん( ̄⊥ ̄lll)」ってなっちゃうよね、きっと。

大向こうさんが何人かいてくれたのが、何よりも救いだったかも。
これでね「成駒屋〜!!」の声も全然かからなかったらちょっと…。
さすがの私も心が折れてたかも。

そんな状況の中でも、汗と涙でお役になりきってた芝翫さんは
本当に本当に素晴らしかったです。

お客さん少ないなら今日はやらなーい :cool: っていう誰かさんとは
全然違いますよ。
その日、その時間に来てくれたお客さんに全力で演じてる姿には、
無条件に伝わるもの・感動するものがあるからね。

芝翫さんの俊寛、また機会があったら是非観たいです(*^^*)

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