歌舞伎座へ。
2020/10/06 火曜日 - 09:39:58 by nimo昨日、8ヶ月ぶりに行ってきました。
愛してやまない歌舞伎座です
本当なら再開した8月に4部全てに行くハズだったんですが、
誰かさんのせいで行けませんでした。
1回も(▼ヘ▼#)(▼ヘ▼#)(▼ヘ▼#)(▼ヘ▼#)(▼ヘ▼#)
なので昨日はもう…東銀座駅のホームに降りた瞬間から嬉しくて
嬉しくて目がウルウル。
コロナのせいで、歌舞伎座もかなり変わりましたね。
切符の半券はスタッフさんの目の前で自分で切って箱の中へ、
その先でアルコール消毒をして、検温。
ここまでして、やっとロビーに入るコトが出来ます。
本来なら歌舞伎座はもう全席お客さんを入れてもイイんだけど、
まだしばらくは数を半分にしての対応だそうで。
なので、座れない席はこんな感じになっていました。
これ…結構心が痛みましたね(´・ω・`)
早くこの赤いベルトが外される日が来ますように。
いつも3階はA&B席とありますが、今は特別に3階席というコトで
ひとくくりに。
なので、普段なら滅多に座るコトのないA席エリアから昨日は鑑賞。
フフフ、いつもより舞台が近い〜(*^^*)
昨日は第一部の『京人形』という舞踏劇を観てきました。
今風の言い方でサクッというと、彫刻の名人(中村芝翫さん)が飲み屋で
お気に入りの姉ちゃんを見つけ、彼女そっくりの人形(七之助様♡)を
彫って家に飾っているんですよ。
で、名人が家で人形相手に酒を飲むとその人形が動くんだけど、
名人の魂が籠ってるもんだから動き方が男っぽさ丸出し。
そこで、飲み屋で拾った姉ちゃんの鏡を人形の胸元にそっと入れると
たちまち女性らしい仕草となって名人と一緒に踊り出す…という話。
七之助様♡、綺麗でしたよ〜
人形だから、セリフはないんです。
声を聞けなかったのは残念だったけど、人形っぽさを表すカクカクと
した動き、静止する時は微動だにしないところ、鏡を機に花魁の如く
華麗に舞う姿。
40分弱という短い演目ではあったけど、これでもか!ってほどに
七之助様♡の美しさを堪能してきました(。•◡•。)(。•◡•。)(。•◡•。)
1階・2階席がどれくらい埋まってたのかは分からないんだけど、
仮に程よく埋まってたとしてもお客さんはいつもの半分以下。
大向こうさんのかけ声もない、いつもとは違う舞台。
でも面白い場面では場内から笑い声は起きるし、なによりも
心があたたまったのがお客さんの拍手。
数は半分でも拍手の大きさはいつもと変わらず。
観に来てる人の気持ちが、物凄く強く伝わってきた瞬間でしたね。
歌舞伎座にしても大赤字覚悟の上での再開です。
半数以上の席が空席の客席を見ながら舞台で演じる役者さんたちの
気持ちを思うと、なんとも言えないものがあります。
観る側も、歌舞伎座からは絶対にコロナ感染者を出さないぞ!って
いうイイ意味での緊張感・責任感を持っての来場ではないのかな
この8ヶ月、家で結構歌舞伎のDVDは見てたんだけど〜。
やっぱり生で、歌舞伎座で観るのが1番ですね。
自分の席に着いてからそっとマスクを持ちあがて、あの懐かしい匂いを
感じた瞬間はもう、体が爆発しそうなくらい嬉しかったです。
いつまでこの4部制が続くのか分からないけど、行ける時はどんどん
行って大きな拍手を送りたいと思いました(*^▽^*)
歌舞伎、最高です♡