パーキンソン病 カテゴリーのアーカイブ

お守り。

2015/05/20 水曜日 - 21:34:23 by nimo

最近、左手にあまり力が入らず、右手が震えるという症状が結構
強く出るようになってきたような気がします。

あと、歩き方ね。
左足が上手く前に出ないっていうか、出にくいっていうか。

手はねぇ、朝と夜がヒドいかなぁ〜 :roll:
特に食事してる時が凄いんだよね。
左手に持ったお茶碗を落っことしそうになったり、箸で何かを
つまもうとすると小刻みに震えたり。

自分じゃもう慣れっこっていうかこういうもんなんだっていう
感じだから、不自由ではあるけれどもえっちらおっちら動かして
いるんだけど、目の前でその状態を見るジジ&ババにはやっぱ
まだ衝撃度が強いようで…( ̄□ ̄;)( ̄□ ̄;)

そんな中。
お天気も良かった今日、ジジが関東の三大師・佐野厄除大師に
行って病気平癒御守を買ってきてくれました。

もう厄年とか全然関係ないんだけどね、私は。
ただジジ的には、どこか大きくて有名な所で家族の健康を
願いたかったんでしょう。

なってしまった病気はもう仕方がない。
ただ、これ以上悪くなりませんように…とお願いしてきてくれた
そうで( ̄人 ̄)

電車の乗り継ぎが悪く、片道2時間近くかかったって言ってた
っけ。
有難いコトだよね、本当に。
肌身離さず持ち歩こうと思います(*^^*)

20150520_213013.JPG

確かにそうだよなぁ。
これ以上症状が進まないとイイなぁ…。
良くなることがないなら、現状維持のままでね。

同じ気持ち。

2015/03/13 金曜日 - 21:10:18 by nimo

今日は、北里研究所病院の神経内科の通院日でした。

総合内科の受付横にある今日の診察予定表。
当然のことながら、神経内科の欄に私の担当の先生の名前はなく
新しい先生のネームプレートが入ってました。

代行の先生ってどんな人なんだろう?
一応、この科に通い始めてから現在に至るまでの病状を細かく
話した方がイイんだろうな…なんてコトを考えながら待合室で
待ってると…。

60歳くらいのご婦人がやってきて、診察室の扉に貼ってある
先生急逝のお知らせを見て「えっっ!」っていう短い悲鳴のような
声を上げて、しばらく立ち尽くしてました。

その後、
「貴女○○先生の患者さん? 亡くなったって…え…どうして?」
と話かけてきたので、私が知りうることを話してあげたら
目に涙をいっぱいためて、
「いい先生だったのに…。まだお若いでしょうに、どうして…。」
物凄く動揺してるようでした。

次にやってきたご老人もお知らせを見るなり胸を押さえて、
「嘘でしょう…。」
と崩れるようにソファに座りこんで、しばらく呆然としていました。

それから待合室にいる人の間でポツポツ会話が始まったんだけど、
皆の口から出る言葉はやっぱり、先生を頼りにしていたこと、
優しくて安心して診察を受けられる本当に良い先生であったこと、
これから先ずーっと先生のお世話になるつもりでいたこと。

そして、この先どうすればいいんだろうという不安。

皆、一緒なんだね、思うことって。
病気を抱えてる人にとって、病院の先生、特に主治医的な
存在の人って本当に本当に大きくて大切なんだよね。

自分の順番がきて診察室に入る時のことを考えると昨日から心臓が
バクバクして苦しくて仕方なかったんだけど、あれこれ会話をしてる
内に少しだけ心が楽になり、平常心でなんとか診察を受けることが
出来ました。

代行の先生は若い女性。
ゆっくり丁寧に私の話を聞いてくれ、足の状態・手の状態、顔面や
口の筋肉の動きなど時間をかけて診てくれました。
左右の手の震えは、かなり強く出るようになってるのは自分でも
分かったな、特に左ね。

目をつぶっての検査なんだけど、開けて自分の震える手を見る
勇気はなかったです。
正直、物凄いショックと恐怖感がありました。

いつもは診察の後ちょっとした雑談しながらウキャウキャ笑って
たんだけど、それもいつかは懐かしい想い出になっちゃうんだ
ろうなぁ…。

私的にはまだ悲しみのドン底です。
でも時が解決してくれるよね、きっと。
いつの日か、悲しみが想い出に懐かしさに変わっていくんだよね。

でも、先生のことを忘れることは絶対にないから。
絶対に、ない。

先生の患者さんだった人たち、早く気持ちが落ち着きますように。

絶句。

2015/02/17 火曜日 - 23:04:08 by nimo

今日、北里研究所病院の神経内科でいつもお世話になっている
先生が亡くなったとの連絡を受けました。

病院から電話があり、23日に予約が入ってるけれどもこの日は
一旦キャンセルして他の日に代行の医師でお願い出来ないか?
とのことでした。

亡くなった…?
先生が、亡くなった??
どういうこと???

おもわず大きな声で
「どうしてですか!」
って聞いちゃったんだけど、病院側もほんの少し前に訃報を知った
らしく詳細が分からないとのこと。

ほぼほぼ私と同世代の先生。
何があったの?
亡くなったって…意味分かんないよ…。

私はもう、むずむず脚症候群とパーキンソン病はこの先ずーっと
死ぬまで先生に診てもらうつもりでいたのに。

明るくて、いつも勇気づけてくれて、励ましの言葉をかけて
くれてた凄い優しい先生。
嵐のコンサートの翌日、声を枯らしながら診察受けに行ったら
「風邪ひいたの?」
と聞いてきたのでコンサートの話をしたら
「おぉ、良かったじゃん。どんどん行って歌って踊って
きなさいよ。やれるコトは何でもやっていいんだから。」
って笑顔で言ってくれたよね。

3日間、一睡も出来ない状態でむずむずの症状に苦しみまくり
初めて先生の診察を受けて薬を処方してもらってその日の夜から
ぐっすり眠れた時は、先生のこと神様だと思ったよ。

それから数年間ずーっと診察してもらってきて、パーキンさんを
発症してからもずーっと診てもらって。

否定的なことは何も言わない、いつも前向きな言葉をかけて
くれて、本当に心強くて安心してたのに。
先生、何で?
何があったの??

私は今まで、近しい人の死というものを経験したことが
ありません。
祖母のお葬式に2回行ったことはあるけど、遠方に住んでいたし
頻繁に会ってた訳でもないからあまりピンとくるものもなく。

だから、月に1度必ず顔を合わせて、しかも自分の病気を
診てくれるっていう絶大なる信頼を寄せていた先生がもういない
っていうのが、今はとてつもなく悲しくて不安です。

北里は大きな病院だから、新しい優秀な後任が来るとは思います。
でも、私が抱えてきた苦しみや不安や恐怖をひとつひとつ
取り除いてくれてたのは、やっぱ先生だったから。

大袈裟に聞こえるかもしれないけど、ある意味、私が自分の
命を預けた人です。
その人が先に逝っちゃうなんて、絶句ものだよ。

想像もしていなかったなぁ…、こんな日が来るなんて。
ホント、考えてもみなかった。

診察中、よく一緒に笑ったよね。
あーでもないこーでもないって悪化する症状を訴えまくる
私の話を、ウンウンって頷きながら聞いてくれてたよね。
今日も、震えがひどくて足が思うように動かなくて、会社を
半日休んだんだよ。
右手の震えもやっぱ止まらないよ。

来週の診察の時、話したいことたっくさんあったのに。

今日の帰りはもう、南与野の駅からずーっと泣きっ放しです。
夕食の時も、お茶碗洗ってる時も、そして今も。

「おぅ、足の調子はどうだい?」
私が診察室に入ると、必ず最初にそう聞いてくれてたよね。
でももう、聞いてもらえないんだね。

物凄く大勢の患者さんを受け持ってたと思うけど、先生、
空の上からたまには私を見つけて下さい。
ちゃんと手足が動いてるかどうか、普通に生活出来てるかどうか、
楽しそうに笑ってるかどうか、確認して下さい。

先生に診てもらえて、本当に良かったです。
今までありがとうございました。