2005/03/03 のアーカイブ

雛祭り。

2005/03/03 木曜日 - 22:38:54 by nimo

今日はお雛様の日。「帰りにケーキでも食べて帰ろうっっ!」なんて朝は張り切ってたんだけど、帰る頃には疲れ果ててそんな気力は1ミクロンも残ってなかった。電車の中ではもう、携帯片手に大爆睡!メールしながらどうやら寝ちゃってたみたい。

駅前のショッピングビルの地下にあるケーキ屋さんで、何かお雛様チックな可愛いケーキないかなぁって思って探したんだけど、な〜し。仕方ないから1階のコージーコーナーも見たんだけど、ここにもな〜し。「なんだぁっっ!!」って、ちょっとふてくされモードになりながら再度地下へ。最近お気に入りのお店こだわりやで低温殺菌牛乳とジャージーヨーグルトを買おうと思ったら、全部売り切れ。
他人に気付かれないような小さな声で「プッ!プッ!」と怒り炸裂。これまた仕方なしにリヴィンの食品売り場に移動して、買物を済ませた。

今はもうさすがにお雛様を飾ったりはしないけど、子供の頃は1部屋つぶして7段飾りの結構豪勢なお雛様を両親が飾ってくれていた。準備が終わるまで部屋に入れてくれなかったから、早く見たくて見たくてず〜っと襖の前で座って待ってたんだよね。
で、「いいわよ〜。どうぞ。」って言いながら母親が襖を開けてくれると目の前にババ〜ンと大きなお雛様。ぼんぼりの淡いランプの色が凄くきれいだったのを覚えてる。
子供心に、自分の家のお雛様は世界で一番だって思ってたもんね。

でも・・・猫(=ニモ)を飼ったのをきっかけに、この世界で一番きれいなはずの我が家のお雛様が、世界で一番恐ろしいお雛様になっちゃったんだよね。
自分で襖を開ける技を持ってたから、夜中に皆が寝静まるとそっとお雛様ルームにしのびこんでは毎夜毎夜の大運動会。7段を駆け上っては人形をひっくり返し、ぼんぼりを落としまくりで、大変なんてもんじゃない。人形の首は曲がるし、髪はボッサボサ(三人官女なんか落武者に変身してた)、手に持ってたはずの小物はとれちゃうし、牛車の牛なんて角が折れてたもん。
1番最悪なのがお雛様。何を思ったかニモが顔を舐めたらしく、紅が頬にまでベタ〜ッ。まるで血を吹いたかのよう。さすがにこれを見た母親は大激怒。でも猫を怒らず、父親にあたりまくってた。以後数年間は頑張って飾ったけどあまりの劣化ぶりに、ついに物置に永久保存になっちゃった。

こんな扱いっぷりじゃねぇ・・・。お嫁にいける訳がない。でも、大運動会をした後で最上段で丸くなって寝てたニモ、可愛かったぁ〜。