初の小説。
2010/11/07 日曜日 - 19:57:09 by nimo今日も食事の時以外は、ずーーーーっとベッドの上で過ごしました。
そのお陰で…体調もちょっとは快方に向かってきてるような気が
昨日、アホみたいに昼間寝まくってたら夜全然寝付けなくて困った
ので、今日は極力寝ないよう(午前中はガッツリ寝たけど)頑張って
みました( ̄△ ̄)ノ
DVD鑑賞でもよかったんだけど、何故か今日は読書をしたくて
仕方なかったので…。
先日発売になった岸本葉子さんの新刊を読みふけってました。
『空き家再生ツアー』
岸本さん初の小説集です☆
いつものエッセイの中で繰り広げられる岸本節は、当然のことながら
どこにも見られず。
でも、読みやすくて、情景がパッと頭に思い浮かんでくるような文章の
運びは岸本さんならではだな と感じながら読んでました。
登場するのは50歳前後の女性6人。
この6人が主人公となる6つのお話が書かれています。
それぞれの話は独立してるんだけど、登場する女性6人は
どこかしら繋がってるトコがあります。
その年になって初めてぶつかる仕事の壁、身内を亡くして全くの
ひとりになった時に出会った人との心の交流などなど。
人生の後半に突入した、ある意味地味でまじめに今まで生きてきた
女性が迎える転機が色んな形で書かれています。
「うっそぉ〜ん、そんなこと有り得ないよ〜。」
って言うようなことではなく、
「あ〜、こういうことならあるかもなぁ…。」
って思えるような話。
自分だったらどうするかなぁ、どう感じるかなぁ、その場に
留まってるかなぁ…
ひとつのお話を読み終える度に、主人公と自分を照らし合わせて
みたり。
岸本さん、これから小説もどんどん書いて欲しいなぁ(*^^*)
読み終わった後のこのほんわか感、結構心地良いです。