nimo、何してるの？

今朝、埼京線に乗ってた時のこと。

私の真正面に、おばあちゃんとその身内らしき人４人が座っていた。
おばあちゃんは膝に鞄をひとつ乗せて、隣に座ってる孫らしき女性が
小さなカートを、反対側に座ってる息子さんらしき人が小さな
スーツケースを持っていた。

聞こえてくる話からすると、おばあちゃんは今回の震災の被災地から
こちらに来たようである。
「おばあちゃん、もう向こうに戻ることは出来ないけど、東京での
暮らしにもきっとすぐ慣れるから。大きな病院もあるし、何も
心配しなくていいからね(⌒-⌒)」
そう語りかける女性に、うつろな表情でうんうんと頷いてる
おばあちゃん。

荷物の量からすると、恐らく最低限の衣類や身の回りの物だけを
持ってきたんだろうな…。

被災した人に会うという経験は、私にとって初めて。
なんとも言葉に表すことの出来ない感情が、心の中にわきました。

ホント、偶然なんだけど。
途中駅から、今度は大きくて派手なスーツケースを転がした若い女の子
２人組が乗車。
肩に下げたバッグから、常夏の島のガイドブックがのぞいてました。

同じスーツケースでも、中に入っているモノはおばあちゃんと女の子
たちでは全然違うんだよなぁ…なんて思ったら、何故か急に涙が
ブワ〜ッッと出てきて、ちょっと…大変でした。

テレビの映像を見て感じることと、実際に自分の目で見て感じる
ことには大きな違いがあるんだということを、改めて感じた朝でした。

明日は、朝からおったんが遊びにきます。
全力で遊んであげよう。