2021/02/20 のアーカイブ

2021年・初。

2021/02/20 土曜日 - 10:55:27 by nimo

昨日は夕方からこちらへGO〜 :oops: :oops: :oops:

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今年、初めての歌舞伎座。
『二月大歌舞伎』の第三部を観てきました。

演目は七之助様♡と長三郎さん(勘九郎さんの次男・7歳)が出演した
『奥州安達原 袖萩祭文』と、勘九郎さんと勘太郎さん(長男・9歳)の
『連獅子』。

七之助様♡が美しかったのはもちろんなんだけど、長三郎さんの
高くてとても通る&耳にスーッと入ってくる綺麗な声にビックリ :shock:

1時間20分の舞台、最初から最後までずっと出ずっぱり。
他の役者さんがメインでセリフを言ってる時でも細かな動作があったりと
結構大変なお役だったと思うんだけど、観ててもハラハラするコトなく
普通に楽しめたというコトはもう立派な役者さんなんだね(*^^*)

そしてお兄ちゃんの勘太郎さん。
歌舞伎座の公演で連獅子を1ヶ月間勤める最年少者だそうで。

お客さんの期待も大きかったんだろうね〜。
お父さんの勘九郎さんよりも、仔獅子の真っ赤な振り毛をつけた
勘太郎さんが登場した時の方が場内がざわめいて拍手が凄かったから。

本来なら、大向こうさんの「中村屋〜!」「待ってました〜!」の
掛け声もたっくさんあったハズなのに。
今はコロナで禁止だからね。

う〜ん、悔しいというか悲しいというか残念というか。
掛け声の雨嵐を勘太郎さんに聞かせてあげたかったという思いが強く、
なんかもうこの時点で目がウルウルでした :cry: :cry: :cry:

実際の親子が演じてるからか、愛情たっぷりの微笑ましい部分もあり、
親獅子が仔獅子を突き放す試練からその後を心配する心情、再開した
時の喜びよう…なにもかもが心に突き刺さって泣いた泣いた :cry: :cry: :cry:

そして最後。

中村屋ならではの、親子揃っての高速毛振り。
お世辞でもなんでもない、本当に一糸乱れずの毛振りに場内はどよめき
から割れんばかりの拍手・拍手・拍手!!!

9歳、勘太郎さんはまだ9歳、なのにスゴいよ、本当にスゴい!!!

正直、手は破裂しそうに痛かったけどそんなのはもうどうでもいい、
そう思いながら大きな大きな拍手を送ってきました。

今回の二演目は、十七世中村勘三郎三十三回忌追善狂言として上演
されたものです。

十七世中村勘三郎さんは勘九郎さん・七之助様♡の祖父にあたる方、
十八世の勘三郎さんが8年前に亡くなられたお父様。

お二人ともきっと、今月は歌舞伎座のどこかで舞台観てるんだろうなぁ。

次世代の中村屋、頑張れ :oops: :oops: :oops: