2021/10 のアーカイブ

なんだかなぁ…(´・ω・`;)。

2021/10/24 日曜日 - 12:04:03 by nimo

昨日の続きです。

施設に電話をしたら、誰かさん担当のケアマネさんとまず少しお話を。
そこそこご年配ではありますが、介護歴の長い大ベテランって感じの
男性です。

今回どういう話を本人にして連れてきたのかを再度確認した後、
「明日帰る、明日帰るってずーっと言ってるんですよ。」というのを
聞いてウザさ100倍に( ̄_ ̄|||)

で、誰かさんが電話口に登場。
開口一番に「なんで私、ここにいるの?」

とりあえずまた一から説明したんだけど、話しながら
「こんなところにはいたくない!」って言い出したらどうしよう…と
思ってたたら〜。

「私はどこにいればいいの?部屋もないし、着替えもないし。」

ハァ!?どういうコト(; ̄ー ̄)??
一瞬、私の頭が混乱状態に。

夜、ベッドで寝てるよね、そこが自分のお部屋だよ。

ベッドの前に大きなタンスがあって、引き出しに下着とか上着とか
タオルとかパジャマとかシールが貼ってあるから中を見てごらん。
自分の物が全部入ってるから。

ひとつひとつ説明するたびに
「え、あそこが私のお部屋なの?私がひとりで使っていいの?」

「タンスなんかあったかしら?あとで見てみるわ。じゃあ、中に
私の洋服とか下着とかみんなあるのね?誰が用意したの?」

あんなデカいタンスが見えてないのか?と思ったけど、まぁ急に環境が
変わって訳分からなくなってるんでしょう。

聞けば、お風呂の日がすでにあったんだけど着替えがないから
入らないと断ったとか…|||(-_-;)||||||

頼む、お風呂には入ってくれ。

自分専用の部屋がある、服も着替えも全部あるっていうのが分かると
「じゃあ、私はここにいていいのね。しばらくいていいのね。」と。

全力で施設を拒否ってくるのかと思ってたから、この展開には
ちょっとひと安心しました。

1日何をしてるのか、他の人はどんな感じかと聞いても
「分からない。」としか答えないので、とりあえず
「ジジの具合が良くないから、入院長引くから。1ヶ月2ヶ月は
かかるかもしれないからとりあえずそこをおうちと思っていてね。」と。

入居する前は1週間か10日くらい、もしかしたら長引くかも…的な
言い方をしてたんだけど、もう覚えてないんでしょう。

一気に期間を長く言ってみたけど、
「あらやだ、そんなにお父さん具合悪いんだ。やぁね。じゃあ、
ここにいればイイのね。」って感じで会話は終了。

フフ…なんだかなぁって感じだけど、まぁ帰るって言わないで
おとなしく過ごしてくれてるコトを切に願います。

一気に寒くなったから、次回行く時はコートと手袋でも持って
いきますか。

…やれやれ。

絶句。

2021/10/23 土曜日 - 12:50:22 by nimo

昨日の続きです。

施設は1フロアーに入居者が9名、3フロアーあるので定員は27名。
誰かさんが入って満室となりました。

介護レベルでいうと、要支援2〜要介護5の人がこの施設でお世話に
なるコトが出来ます。

誰かさんは今、要介護1です。

みなさんに紹介しますねってコトで、職員さんと一緒に食事をする広間に
入って愕然( ̄□ ̄!)( ̄□ ̄!)( ̄□ ̄!)

おそらく誰かさんよりも介護レベルが高いんだろうなぁ、みんな。
そこには6人いて男性は1人。4人が車椅子に乗って2人は椅子に
座ってたんだけど…。

こういう言い方は非常に失礼で、してはいけないって分かってます。
が、ひと言でいうなら「みんな、生きてるよね!?」

ただそこにいるだけっていう状態の人ばかり。

職員さんが1人ずつ誰かさんを紹介していくんだけど、ほぼ無反応。
2人くらいの人がなんか音声を発してリアクションしてたけど、
なにがなんだかの世界で。

キチガイ的な言動が多い誰かさんだけど、一応普通の日常会話は
出来るからね。
それがいきなりこのメンバーの中に放り込まれて、さぁ一緒に生活を
っていうのは…「えぇーーーっっ、マジかぁ( ̄  ̄lll)」

私自身がかなりの衝撃で、絶句ものでした。

誰かさんの表情も明らかに不安でいっぱいになってるし、さっきまで
私の全身に満ちていた安堵感は一気にどこかに吹っ飛びまくり。

これで良かったんだろうか、この決断は正しかったんだろうか、
もし私がお泊まり感覚でここに連れてこられて一生いるって
なったら…etc,etc

今度はただただ罪悪感ばかりが心に湧いてきて平常心でいられなく
なりそうになり、誰かさんにとりあえず「しばらくここにいてね。」と
言ってバイバイをし退室。

確かもらった書面には、誰かさんと同じ介護レベルの人が5人いると
なってたけど、このフロアにはいないのか?
職員さんをつかまえて、せめて普通に世間話が出来るくらいの人が
いると本人も安心すると思うと伝えたところ…。

誰かさんと同等レベルの人は2人いるとのコト。

ただ、そういう人たちはそれなりに頭がしっかりしてる部分がある
から今広間にいた人たちとは一緒にいたがらず、自室で自分の好きな
コトをしたり、仲良くなった人と部屋でお喋りしてるコトが多いと聞き、
あ〜そうなんだ…と。

施設側も、これから時間をかけて誰となら気が合いそうかとかを見て
フロアを変えたりもすると言ってたので、ほぉ…なるほどと納得。

20211023_112319.jpg
『Worlds of Wonder』より
プリズマカラー&ダイソーパステル使用

まぁ入居させた以上、あとはプロの方々にお任せするしかないので
あとは本当に本当によろしくお願いしますというコトで、帰宅。

とりあえず1週間から10日お泊まりしてきて…ってコトで話を
進めてきたので、その頃に一度電話してジジの具合が良くないから
もっと入院が長引く的な話をしてじわじわとお泊まり期間を長くして
施設に馴染ませようと、弟やジジと話して決めました。

入所当日、翌日と何事もなく穏やかに過ごしてきたんだけど、
なんと3日目。

夕食後にスマホを見たら施設から着信履歴があり、
「お母さんがどうしても娘さんと話をしたいと言ってるので、
お電話お願いします。」とのメッセージが。

一気に嫌な胸騒ぎがして、テンションだだ下がり。
( ̄_ ̄|||) ( ̄_ ̄|||) ( ̄_ ̄|||) ( ̄_ ̄|||) ( ̄_ ̄|||)

まぁみんな最初は帰りたい帰りたいで大変だって話は聞いてたけど、
え〜もう???

嫌々モード全開で電話をしたら、ちょっと予期せぬ展開に。

続きは、また明日。

グループホームへ。

2021/10/22 金曜日 - 22:14:39 by nimo

3日前、誰かさんがグループホームに入居しました。

グループホームとは、認知症高齢者が少人数で共同生活を行うための
介護福祉施設です。

場所は我が家からとても近く、直線距離で300mもないんじゃない
かな :roll:
今工事中の道路が開通すれば、歩いて5分もかからないです。

認知症の症状がだんだん酷くなり、ジジの病気も全く理解出来ない中
おかしな言動が増える一方だったので、もう施設に入れようと。

先月の18日に仮契約をして、必要書類を揃えたり面談をしたり
健康診断を受けさせたり。入居まで1ヶ月かかりました。

「貴女は認知症で、家族と一緒に生活するのはちょっと難しいから
施設に入ってください。」
「はい、分かりました。」

なーんて家庭はどっこにもない訳で。

ほとんどの家族が、言葉は悪いけどだまくらかして当日は連れて行く
そうです。

我が家ももちろんそう。

本人面談も健康診断も、その都度納得しそうな話を作り上げての誘導。
時には思うように動いてくれなくてイライラしたり、逆に向こうが
機嫌損ねて暴言吐いてきたり。
毎回心臓バクバクもんでした。

入居日が決まってからは、家族総出でお芝居開始。

ジジが急遽入院するコトになった→家族の付き添いが必要→私が行く
コトになった→家に誰かさんをひとりにする訳にはいかない→
しばらくお泊りに行ってて欲しい。

もちろんすぐに納得はしないですよ。

自分はしっかりしてるからひとりでも大丈夫、余計な心配をするな、
余計な氣をつかうな…etc,etc

弟も頻繁にうちに来ては同じ話を何度もして、誰かさん反論して。
しばらくすると「なんで私がお泊まりするの?」と始まり、また
弟が説明して誰かさん反論して。

で、またしばらくすると「なんで私が…。」
延々と続くんです、同じやりとりが。

入居前日、なんとか一緒に荷造りをしたかと思ったら
「そのケースは誰の?何が入ってるの?見せて。」からの、中身を
全部出して確認。再度説明しながらしまって、ひと段落…と思いきや
「あのケースは何?」

同じやりとりを夕方から11時まで、これまた延々と繰り返して
私はもう声も枯れるし、何度も荷物の出し入れして手は痛いし。
地獄の夜でした。

入居当日、出発の1時間半前に自分から「これ着ていこうかな?」と
服を選び始めたから「よっしゃ!!!」と思ったら、その後また
ゴネ始めだんだんヒートアップ。

施設を運営する会社の女性社員さんが迎えに来てくれるコトに
なっていたんだけど、とにかく時間の経つのが遅くて遅くて…。

待ってる間にやっぱり行かない、絶対に嫌だ!になったら完全に
アウト。
誰かさんはそういう人なんです。最終的には暴れるから、家族間だと。

そうならないよう、穏やかにゆっくり同じ話を何回もしながら時計を
見てもまだ数分しか経ってない…みたいな。
もう、マジで胃がキリキリ痛かったですよ。

この日はジジも入院、私も誰かさんを送った後ジジの病院へ行くと
いう設定だったので、ジジもちゃんと出かける用意を。

全員一緒に家を出て、2人分の荷物の入ったスーツケースを弟が車まで
運びジジと弟は車で行くフリを、私たちはそのまま施設へと。
私たちの車が発車すると、ジジと弟は速攻で家に戻りました。

施設に到着後、社員さんが荷物を降ろしてる間に速攻でピンポーン♪

誰かさんと一緒に施設に足を踏み入れた瞬間はもう…ただただ良かった。
なんかもう頭が真っ白、本当に真っ白でした。
と同時に、今まで経験したコトない安堵感が全身にジワ〜。

本来ならコロナの関係で家族は施設内には入れないんだけど、
初日というコトで部屋まで行って荷物を広げ収めるトコに収めて
同じフロアにいる人たちに誰かさんを紹介するところまでを
見届けて私は帰宅しました。

長くなるので、続きはまた明日。