ひとり。

本来なら嬉しくて嬉しくて仕方なかったであろうひとり暮らし。
でも現実は違って、それは悲しく寂しいスタートとなりました。

昨日、ジジは施設に入所しました。

なんでも話せて話してくれる主治医、明るく優しい看護師さんと
介護スタッフさん。
信頼出来る人たちばかりでした。

施設もまだ新しいのでどこもかしこもピッカピカ。
綺麗で清潔感あって、なによりジジの部屋が日当たりがよく明るい
のが嬉しかったです(*^^*)

…が。

余命を知らないジジにいつ告知をするか、しないでいくのか。
容体が急変した時にどこまでの処置を希望するか、どのタイミングで
看取りとするか…etc,etc

ジジ本人と家族が決めないとならないコトがたくさんです。

告知について話してる時、私はもう気が動転して訳分からなくなり
泣きまくり :cry: :cry: :cry:

あんな前向きに、まだあと数年は生きたいっていつも言ってるジジに
もう目の前までその時が近づいてるなんてとてもじゃないけど
言えない。

一方で、余命を知るコトによって残りの時間をどう過ごすかどう
過ごしたいかと言う本人の気持ちを大事にしてあげるという考え方も
分かる。

現実をジジは受け入れられるんだろうか?
いくらポジティブなジジでも、余命を知ったら心が折れるんじゃない
だろうか?
気力を失うコトで余計に進行が早まるんじゃないか?

でもこれは私の憶測であって、ジジの気持ちはジジにしか分かりません。

物凄く辛く難しく厳しい選択・決断を、これから主治医を始め施設の
皆さんと話し合いを重ねて決めていかないとなりません。
施設に入れたからハイおしまいじゃないんですよ、緩和ケアって。
本人の意思を最大限に尊重して、家族はそこに寄り添って最期の時を
迎えるんです。

ジジが部屋で色んな検査や説明を受けてる間、私と弟は膨大な量の
契約書や書類にサイン、サイン、サインφ(..;)φ(..;)

14時に施設に到着して、出たのは18時を回ってました。

精神的に疲労困憊状態で帰宅して玄関のドアを開けると、
家の中は真っ暗。
いつもなら明るくて暖かくて、ジジの「おかえり!」の声があったのに。

頭をかち割られたような衝撃があって、しばらく靴も脱がずに
ボーッとつっ立ってました。

20211127_113930.JPG
ジジが大切に育ててたサボテン。
花が咲くのをめっちゃ楽しみにしてたんだけど、昨日まではつぼみ
ばかりだったのが今日赤いのがひとつ咲いてました。

今日から私はひとり暮らしです。

朝ごはんを作る時にちょっと戸惑ったよね、一人分になったから。

ひとりだからって手を抜かず、いつも通りでね。
家事も日常生活も全部、いつも通りで。

次回の面会は、火曜日です。

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