2004/05/26 のアーカイブ

食べれるって有り難いね。

2004/05/26 水曜日 - 19:53:26 by nimo

今日から流動食開始。3食共通しておもゆ、味噌汁またはお吸い物の汁だけ、朝はリンゴジュース、昼は桃ジュース、夜はトマトジュースだった。丸2日半何も食べてなかったから、ちょっとドキドキだったけど美味しかった〜しか〜し、1日中熱が38度前後ありかなりシンドイ点滴打ちまくりだから手は痺れるし、汗もおしっこも薬品臭いしでかなり気持ち悪い早くシャワー浴びたいよ朝は調子良かったのに、午後からお腹痛み出す。ハァ、まだまだ先は長いね

麻酔の副作用。

2004/05/26 水曜日 - 15:59:57 by nimo

「はぁ〜い、nimo さ〜ん、聞こえるかな〜?両腕上に伸ばして、手のひらグーパーしてみようか〜。」これが麻酔が覚めて最初に聞いた言葉だ。まだ手術台の上にいた。言われた通りグーパーをする。擬音語にやたら反応する私は先生と一緒になって言ってみたが、喉に管が通ってたせいで、「グーヒャーグーヒャー・・・。」としか言えてなかった。

病室に戻ってきたのは5時半頃だから、約2時間の手術だった。予定通り。お腹の傷はそう痛さは感じない。そのかわり、尿管に管が通ってるせいで変な異物感があって、気持ち悪い。そしてここからが地獄の苦しみの始まり。麻酔の副作用のせいで、高熱・震え・嘔吐が止まらない。吐き気がおさまらないって言うのは、本当に苦しい。何も胃に入れてないのに、吐くこと吐くこと。恐ろしいほど吐いたのに、ベッドや病室をちっとも汚さなかったから、看護婦さんに誉められた。別に嬉しくないけど。この苦しみは、翌日の夕方まで続く。途中、尿管の管をはずしたから自分でトイレに行かなくてはならず、起きる度にゲー。
歩き始めないと血栓が出来るからとの理由で無理矢理起こされてゲー。さすがに先生も看護婦さんも「これはちょっと重いね。」ってことで、休ませてくれた。

2時間位寝たら、麻酔が完全に抜けたのか超スッキリ!ちっとも気持ち悪くない。取りあえず歩かなきゃと思って歩いたら腸が動き出したのかプーが出た。これでお茶が飲める。翌日から流動食開始。吐き気から解放されたのが、何より嬉しい。麻酔って、やっぱ怖いね。人間の身体、あそこまでおかしくなるんだもんね。

手術。

2004/05/26 水曜日 - 09:43:29 by nimo

当初月曜日の1時から手術の予定だったんだけど、脳外科の緊急オペが入ったとかで3時15分に手術室入り。車椅子に乗って4階まで行く。両親とは2階エレベーター前でバイバイ。

手術室の10m手前からは、自分で歩いていく。入ってすぐ右が、私が受けるところ。テレビで見るそれより広くて明るくて、ド真ん中にある手術台がやけに大きくて、物凄く恐怖心をあおられた。台に上がると早速胸元に心電計が取り付けられ、ピッピッていう音が部屋中に響きわたる。背中を消毒されたり注射される度にそのピッピッがせわしく鳴るから、 いかにビビッてるかがよく分かる。全身麻酔の前に硬膜外麻酔っていうのをしたんだけど背中に細い管を入れる時、気持ち悪かったな。上手く表現出来ないんだけど、脊髄が痺れるっていうか響くって感じだった。

ひとつめの麻酔が終わった頃、手術室に洋楽が流れてるのにやっと気づく。私には音楽あまりリラックス効果ないみたい。急にドヤドヤと人が入ってくる気配がした。手術着姿の先生が4人いた。慌てて主治医の先生の顔を探したけど、みんなマスクしててよく分かんない。不安で不安で仕方ないのを素早く察知してくれたのか、「取ったやつ、見たいんだよね?ま〜ったくしょうがないなぁ〜。」って笑いながら声をかけてくれた先生がいた。声ですぐ分かった、増澤先生(主治医)だ。思わず私もニッコリ、そしてVサイン。

「じゃ、全身麻酔いきます。」の合図と同時に、マスクをつけられる。「はい、大きく深呼吸3回しようね〜。」と言われ、まず1回。2回目に思い切り吸ったとたん、瞼が凄く重くなって目が開かなくなってきた。手術前に覚えてることは、ここまで。

実際にお腹を開いたら、メインのでっかい腫瘍の他に小さい腫瘍も沢山あったそうで、取れる範囲で全部とったらしい。他の臓器への癒着はなく、コロンとそのままの状態で取り出せたメインの腫瘍は、野球ボール程の大きさ。着色してない明太子みたいな色で、表面には細かい血管がたくさんあって、先生がメスで切ったら卵の黄身のような物がドロ〜っと出たそうで。で、黄身らしき物の中にびっしりの髪の毛と肉片があって、その肉片を病理検査に回して初めて良性か悪性か分かるらしい。両親がここまでをしっかり見て、私は既に破れた物を見せてもらった・・・ようである。麻酔から覚めて間もない時に見せてくれたので、正直、はっきりと覚えてない。先生曰く、かなりねじれてたので今取っておいて良かったとのこと。いつ破裂してもおかしくないほど、膨らみきってたんだって。