凱旋門。
2004/07/22 木曜日 - 23:01:32 by nimoパリの建築物で好きなものの一つに、凱旋門がある。
何故かというと、物凄く自分に自信をつけてくれるからだ。
凱旋門を中心にして、12本の通りが放射線状にまっすぐ
延びている。
自分が屋上に立つと、まるで自分には色んな方向に向かっ
て、色んなことをやれる可能性があるように思えて、
凄いエネルギーをもらった感じになる。
「どの道を選んでも大丈夫。絶対に失敗はしないから。」
誰かがそう言ってくれてるような気がする。
一人でフランスに行った時、帰国前日の夕方には必ず
凱旋門に行った。何年たってもエレベーターは故障中の
ままだから、らせん状の階段をヨタヨタしながら屋上まで
上って、パリのパノラマを目に焼き付ける。
で、旅行中のことを思い出し、帰りたくないを何回も心の
中で叫び倒して、気がつくといつも大号泣。
自分が本来いる場所はここ(フランス)なのに!
1番居心地のイイ場所なのに!!
なんで明日帰んなきゃいけないの!!!って、好きな場所
で思い切り苦しんでるんだから、訳分かんない。
凱旋門の建築を考えたのは、かの有名なナポレオン。
1806年に工事が始まって、30年後に完成。でも完成
前にナポレオンは没してしまい、遺骸となって凱旋門と
ご対面。生きてるうちに見たかっただろうなぁ〜。
門の真下にはたくさんの花がいつも飾られてる。
無名戦士の墓。第1次世界大戦で戦死した無名の兵士が
1人、本当に埋葬されてるんだって。
夕方になると毎日追悼の炎が灯される。
何でもそうなんだけど、テレビや写真だと本物の大きさっ
て伝わりにくい。凱旋門も、実際にみてあまりの大きさに
驚いた。でも大きいだけじゃない。ジッと見てると吸い込
まれそうなほど綺麗で見事。
1日も早く、また見たい。