2005/04/10 のアーカイブ

形見。

2005/04/10 日曜日 - 21:41:56 by nimo

お昼前に父親が登場。ロフトを中心に、またまた捨てる物を大量処分。で、巨大なゴミ袋15袋が家から出て行った。あとはタンスの引出し1段分と、小さい収納スペース、食器棚を整理すれば、処分関係は一段落する。ハァ〜、そろそろ疲れもピークに達してきたね。今週はどこかで時間作って、全身マッサージにでも行こうと思う。

ロフトを片付けてた時に、見慣れない箱が奥から出てきた。振ってみると鈴の音がしたり、食器のぶつかる音がしたり・・・。鈴の音には聞き覚えがある。「何だろう?」と思って蓋を開けて中を見た瞬間、愕然とした。だって、nimo(昔、家で飼ってた猫)がおもちゃにしてたマスコットやぬいぐるみ、ご飯を食べる時に使ってたお皿とかが入ってたんだもん。まさかとってあるとは夢にも思ってなかった。nimoが死んじゃった時に、大抵の物は処分したか火葬場に連れて行った時に寂しくないようにって、nimoの周りにたくさん置いてきたからね。だからもう、あまりの驚きで言葉が出なかった。

箱の中に、小さなキリンさんのぬいぐるみがあった。その長い首に、鈴がついてる。懐かしい懐かしい鈴の音。nimoはよくこのキリンさんと遊んでたなぁ〜っていうか、猫パンチを炸裂させてたんだよなぁ〜。次から次へとnimoの可愛い姿が頭の中に浮かんできて、気がついたら大号泣。しばらくの間は、片付けどころじゃなかったよ。散々泣いた後、ちょっと落ち着いてきたから1つ1つ箱の中の物を取り出してたら、1番下に小さなビニール袋を見つけた。

そこには、たった11年だったけど、でもちゃんとnimoがこの世にいたんだよっていう証“ひげ”と“ツメ”が入ってた。ひげって生え変わるものなのかどうかは分からないけど、よく抜け落ちてたのを拾ってた記憶がある。何で数本だけをこうしてとっておいたのかが全く分からないんだけど、でも実際、今目の前にあるからね。
このひげとツメは大切にとっておいて、いつか私が死んだら私のお骨の横にnimoのお骨を並べてもらって、その間にそって置いてもらおう。

今はもうあの温かくて柔らかい体を触ることも抱っこすることも出来ないけど、nimoの残していった物を見てると、nimoの重さやにおいや声が甦ってくる。
・・・会いたいなぁ〜。また、足に頭スリスリして喉鳴らしてよ。

★引越しまで・・・あと12日。