ほめられた伝票。
2007/02/07 水曜日 - 22:52:12 by nimo私は“簿記”というものを全く知らない。
にもかかわらず、去年末から経理の仕事も担当している。
社会人になって初めて勤めた会社では経理部に所属していたけど、
大きな会社だっただけに仕事が細かく分かれていて、私が担当していた
業務は簿記なんか知らなくても十分にやりこなせるものだった
一応課長が簿記の本を買ってくれ教えてくれようとはしたんだけど
「野球を例えに考えると簡単なんだ。右手でボールを投げて、左手で
受け取るだろう?ボールをお金として考えると、手から離れて出て行く時は伝票の右、入ってきたら左に書けばいいんだ。」
と、子供に教えるように優しく教えてくれたのに、
「じゃあ、左利きの人はどうなるの?」
とへりくつをこねて、以後一切教えてもらえなくなったことがある
まぁ、それくらい私にとって簿記は興味もなく、一生無縁のものだと
思ってた。
で、昨日のこと。
社長が旅費精算をごっそり持ってきて、
「これ、1月分で計上しておいて。」
え もう2月なのに と思い、どうするのかと尋ねたら、
「1月で未払いをたてて…なんちゃらかんちゃらふんちゃらかんちゃら…」
と説明を始めたからボソッと一言。
「意味が分かんない( ̄0 ̄)」
すると、
「あ、やっぱりいいや、いいや。2月分で処理していいから(^_^;)」
とあっさり指示を覆す社長。
ならば2月分で…と一旦は処理したものの、とりあえず今私が振り絞れる
最大限の簿記能力でとりあえず“こんな感じでイイかな伝票”を作り、
今日社長のところに持っていったら〜。
「おぉ〜っっ これはまた丁寧な、ちゃんとした伝票をっっ
これでいいんだよ、これはとっても正しい伝票だよ。
勉強したじゃないかぁ、えぇ?頭イイなぁ〜☆\\ ̄ー ̄)( ̄ー ̄//☆」
と、これまた大袈裟モード全開で一人で大はしゃぎ。
社長が満面の笑み でほめればほめる程、テンションが下がる私。
「あ、これでイイんですね。」
と、ニコリともせず伝票を受け取り自分の席へ。
ドMの社長と、社長に対してはドSの私。
後輩はこういうやりとりをハラハラしながら見てるらしい( ̄ー ̄; ヒヤリ
たぶん、簡単な経理業務やってる人なら1分くらいで書けるような伝票
なんだろうけどね
まぁ、簿記を知らないでいて良かったな…みたいな。
この程度でほめられるんだから
もうしばらくは経理、頑張ってあげてもイイかなぁ〜。
この話をhirisにしたら「上手に伝票を書けたご褒美」ってことで、
布に貼れるワッペンを買ってくれた。
フフン♪ もうすぐ届くトートバッグにくっつけちゃお〜ヽ( ̄▽ ̄)ノ