雪、降ったね。
2008/01/23 水曜日 - 20:59:55 by nimo今朝、ベランダに置いてある洗濯機のカバーに何かがパサパサ落ちる音で
目が覚めました。
「あ、もしかして… 」
と思って、ちょっとウキウキしながら窓の外を見ると…。
降ってたね〜♪\(^ω^\)( /^ω^)/♪♪
結構大きな雪だったから、ちょっと可笑しかったけど。
何気にわくわくして支度を始めていたら、家の電話がリーンリーン♪
早朝と深夜の電話はドキッ!とするものがあるから緊張しながら出ると…。
母からでした。
父の具合が悪いとのこと。出来れば来て欲しいと。
もう心臓が止まる思いだったけど、とりあえず動きやすい服装に着替え
直して実家へと向かいました。
1分1秒早く帰りたい時に限って、バスがノロノロだったり
山手線や西武線が微妙に遅れてたりで、もうイライライライラ
「どうしたんだろう? 何があったんだろう??」
と涙目で落ち着きのない自分に、
「大丈夫、大丈夫。何もないから、大丈夫。」
と言い聞かせてるもう1人の自分。
へなちょこなんだか強いんだか…。
実家の駅に近づくにつれて広がる、真っ白な雪景色。
この景色が、大分気持ちに冷静さをもたらしてくれました。
早く父に会いたい気持ちと恐怖感とがゴッチャになりながらも、
とにかく走りに走って家に飛び込むと…。
父はストーブの前にちょこんと座って、母はアイロンがけをしてました。
明け方色々あったようだけど、薬を飲んだらかなり楽になってきたとか。
良かった、良かった(* ̄∇ ̄*)
時間とともに痛みからも解放され、身体の緊張もとれてきたのか
やたら喋りたがるので、1日ゆっくりと会話のお供をしてきました。
「抗がん剤の副作用で、抜け毛が凄い量なのよ。昨日なんかお父さんが
お風呂入ったあと排水溝のふたが見えないくらいに髪の毛がたまってた
んだから 」
と寂しそうな顔をする母。
でも、パッと見た感じでは以前と何の変わりもないような…。
よ〜くよ〜く見ると、う〜ん、おでこがちょっと広くなったかなぁ〜
っていう感じ。それくらい、何も変わってないようだったんだけど。
「でもね、見ててごらんnimo。」
と言って父が髪をつまんでちょっとひっぱると…。
もう、絶句でした。
ごっそりと、本当にごっそりと髪の毛が束になって抜け落ちたんだよね。
あまりの衝撃で、しばらく言葉が出なかったなぁ〜。
あまりに衝撃過ぎて、ホント、涙も出なかった。
髪が生えてるっていうんじゃなくて、頭皮にかろうじてくっついてる
っていう、そんな感じで抜けるっていうかとれるっていうか…。
「お父さん、近々つるつる坊主だよ〜。毛糸の帽子買わなくちゃ(⌒-⌒)」
本人が笑いながらそう言ってるから、私も一緒になって笑って
「そっかぁ、つるつる坊主かぁ。眉なくなったら、私が描いてあげるね。
帽子も暖かいやつ見つけてきてあげるよ(* ̄ー ̄)v」
何が起きても、とにかく笑って毎日を送りたいと言ってたお父さん。
一緒にいる時は、私もずっと笑顔でいなきゃだよね!
(泣きたい時は、ぞうさんに顔を埋めて家でワンワン泣けばいいや )
こんな状況でもマイペースなのが母親で、
「nimo、今のうちにお父さんと写真撮っておきなさいよ。次に会う時は
きっとおハゲさん☆だから。」
おハゲさんって…(・・;)って思う人もいるかもしれないけど、
でもこれはこれできっと、毎日体調が変化する父親をしっかりと面倒見て
いる母の、ある種の覚悟を決めた力強い言葉なんだと受け止めました。
抗がん剤の治療が終われば髪はまた元通りに生えてくるので、
その日を楽しみに待ってよう
★おまけ★
あれ〜、もっといっぱい降らないのぉ???