2007/12/20 のアーカイブ

どうして。

2007/12/20 木曜日 - 23:52:36 by nimo

今日は、体験入学してきたフランス語学校のことを書こうと思っていたんだ
けど…。明日にします。

帰宅後、父から電話が(・ω・d)~~~~~~~~~~(b・ω・)モシモーシ

ここ数日、どんどん胸の痛みが引いてきているとのこと。
今日の検査も、自分で車を運転して行ってきたそうです。

長々と喋ってるとまだ途中で大きく息をつくことはあるけど、
声はもう元気そのもの :razz:  入院前に戻ってます。
大きな声で時折笑いながら近況報告をしてくれてました。

良かった良かった(⌒-⌒)って思ってたら…。

「またnimoに心配かけちゃうかもしれないんだけど、年明け早々に
再入院することになったんだよ。今日の検査で、腹膜にガン細胞らしきもの
が数個落ちてるのが分かってね…。」

しばらく声が出なかったな。

見えない何かに、全身の力を抜き取られたようでした。
悲しいとかショックとか、そういう感情じゃないんだよね。
本当に頭が真っ白っていうか、受話器を持ってる感覚もなくなって
でも耳には父の声が聞こえてて、一体どうしたんだろう…みたいな。

まだ傷の痛みがあるけど、あとは時間と共に良くなっていくもんだと
信じきってたから、「どうして?」という言葉が頭をぐるぐる。

腹膜って、お腹だよね。肺から離れてるよね。
ガン細胞が“落ちている”って、どういう意味なんだろう?
“転移”とは違うんだよね??

今日、一緒に病院に行けばよかった。
一緒に説明を聞けばよかった。

入院期間は、1週間くらいかもしれないしもっと長いかもしれないし。
不確かで曖昧な言葉が、余計に不安をかき立てます。

ガンの手術を受けて退院した後、再度入院が必要になったという説明を
受けた人の大半は精神状態が不安定になり、そのまま精神科医のところに
行って心のケアをしてもらうことがあるそうで。

父の主治医も心配してカウンセリングをすすめてきたそうだけど、
「いいよ、そんなの。落ち込んでも仕方ないでしょう、まだ残ってる
かもしれないって分かったんだから早く次の方法考えてよ。
せっかくこれからは家でのんびり出来るかと思ったのになぁ〜。」
と、あっけらかんと答えたそうで。

これには先生も苦笑しながら、
「本当だ、必要ないな。」
と言ってたとか。

ガンの怖さ、しぶとさが何となく分かってきたような気がします。

今日の帰宅時間が遅かったことを聞かれ、フランス語の学校を見つけたと
話したらとても喜んでくれてた父。
私が私らしくいることが嬉しいんだろうな、きっと。

だから、この学校には通おうと思います。

とにかくこれ以上、父が苦しい思いをしませんように。
今度入院したら、前以上に病院に頻繁に足を運んで看病してあげよう。