昨日の歌舞伎座。
第1部の演目は『あらしのよるに』でした。
狼と羊の友情を描いた新作歌舞伎で、きむらゆういちさんという
絵本作家の方の作品が原作だそうです。
正面入り口の脇に「きむらゆういち様関係者受付」っていうトコが
あったんだけど、最初私はあのお笑いのキム兄かと。
「あの人って歌舞伎に関係ある仕事してたんだ。名前、いつから全部
平仮名になったんだろ( ・_・;)???」
な〜んて思ってたんだけどね、全然別人でした
(終演後、ロビーにご本人がいらっしゃってたようで物凄い人の山!!
握手したり写メ一緒に撮ったりしてました。人気あるんですね。)
『あらしのよるに』は、結構有名なお話なのかな
絵本はシリーズ化して何冊か出されてるようですよ。
だからなのか、子供連れのファミリーが結構観に来ていましたね。
「あ、がぶだ!」「あ、めいがでてきた!」
と小さい子たちの声が聞こえてたくらいだから、内容も非常に
分かりやすい演目でした(*^^*)
狼のがぶを演じていたのが中村獅童さん。
もうね、獅童さんは面白過ぎるよね。
8月の納涼歌舞伎でカジノの支配人をベンジャミンのノリでやってた
時も最高に笑えたんだけど、昨日は昨日で変なステップ踏んだり
ワーワーキーキー長唄や三味線の人に喰ってかかったりととにかく
笑った笑った
真剣なシーンは人が変わったようにカッコよくなるんだけど、
ユーモア&観客へのサービス精神が随所にてんこ盛り。
好きな役者さんの一人です(⌒-⌒)
今回は初めて市川中車(香川照之)さんのお芝居が観れました
俳優として長いこと多種多様な役を演じられてるだけあって、表情と
いい滑舌の良さといい声の大きさといい、申し分ないですね
3階席だと声が小さくて何を言ってるのか分からない人がたまにいる
ので、声量は私にとってその役者さんが好感持てるかどうかの大事な
ポイントになるかも
第2部は2演目あってどちらにも七之助様♡が出るので、思い切って
1等席のチケットをGET!
前から3列目のど真ん中に座って観ちゃいました(* ̄▽ ̄*)ノ”
勘九郎お兄ちゃんと夫婦役を演じた『菅原伝授手習鑑(すがわらでん
じゅてならいかがみ)寺子屋・寺入りよりいろは送りまで』はね、
泣きましたね〜
昔ってさ、何で自分より位の高い人への忠義の為って理由で我が子の
首を討ったりしたんだろう?
現代とは道徳っていうか倫理感が違うからなんだろうけど、マジで
理解が出来ない( ̄へ ̄|||)
まだ9歳の子が首を討たれる時に、これでとと様のお役に立てるなら…
と最後は笑っていた、なんていうセリフを聞いた瞬間にもう両目が
水道管破裂状態ですよ。・゚゚・(T T)・゚゚・。
これは結構みなさん泣いてましたね。
一斉にハンカチ取り出したり、鼻すする音がしたり、手で涙を拭ったり
してたから。
殺された子の両親を演じてた勘九郎&七之助様♡の泣き声と表情が
直視していられない程に悲しいのなんの。
前列でこの手の内容の演目を観る時は、要注意だな。
下手したら恐ろしい泣き顔を七之助様♡に見られる可能性あるからね、
気をつけないと( ̄ω ̄;)
今年の歌舞伎納めにはふさわしい演目ばかりで、大満足♡
来年もたくさん観れるといいなぁ〜( ̄、 ̄=)
あと、歌舞伎座以外のところにも色々と行ってみたいかな。
そうそう、昨日は前から狙っていた…。
1冊に60枚の写真を入れられます。
写真は1枚500円。
1冊全部収納すると…30,000円( ̄▽ ̄;)!!
写真代にそんな額、払えるか って思ったんだけど〜。
収集癖のある私のコトなので、きっと近い将来に2冊目に突入してると
思います。